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20代の貯蓄額は平均72万円、「0円」も2割弱占める:SMBCコンシューマーファイナンス調べ

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SMBCコンシューマーファイナンスが2020年11月に実施した「20代の金銭感覚についての意識調査」によると、20代の平均貯蓄額は前回調査(19年12月)から19万円増加して72万円となった。特に、既婚者の貯蓄額が前回の70万円から126万円に大きく増加した。コロナ禍で収入や消費機会が減少する中、節約志向が強まったことがうかがえる。

調査は11月6日から4日間にわたって行われ、20代の男女1000人から有効回答を得た。前回調査の実施時期はコロナ禍前の19年12月だった。

「現時点での貯蓄額」については、「50万円以下」が最多の40.8%。以下「0円」(18.2%)、「50万円超~100万円以下」(14.1%)、「100万円超~200万円以下」(10.2%)、「200万円超~300万円以下」(6.6%)などの順となった。未婚者に限ると平均貯蓄額は61万円。こちらも前回の47万円から14万円増加した。

また、「毎月自由に使えるお金」(小遣い)について尋ねたところ、「1万円以下」が最多の29.2%。、以下「1万円超~2万円以下」(18.6%)、「2万円超~3万円以下」(15.2%)、「4万円超~5万円以下」(13.0%)、「0円」(10.2%)などと続いた。平均額は前回より638円増えて2万9398円となった。

「リタイヤ時に安心できる貯蓄金額」については、「500万円超~1000万円以下」が21.5%と最も多く、以下、「1000万円超~2000万円以下」(20.0%)、「500万円以下」(17.4%)、「2000万円以上~3000万円以下」(12.1%)などの順となった。平均額は1884万円で、前回の2506万円から大きく減少した。

バナー写真:PIXTA

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