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男女格差、日本は156カ国中120位 : 政治分野の遅れ目立つ

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東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の女性蔑視発言がきっかけで、このところ注目ワードとなった「ジェンダーギャップ」。日本は性別役割分担の意識が根強く、教育の機会は平等であっても、家事や子育ての負担が女性に偏るケースが多いため、管理職や政治家など意思決定権者として力を発揮する機会が限られている。

世界経済フォーラム(WEF)が2021年3月31日公表した「ジェンダーギャップ(男女格差)リポート」で、日本は156カ国中120位だった。2019年12月調査の121位から1つだけ順位を上げたものの、下位グループから抜け出すことはできない。

女性の地位をめぐる各種の統計データを「政治」「経済」「教育」「保健」の4分野に分けて分析。男女平等が実現できていれば「1」、全く不平等な場合を「0」としてジェンダーギャップ指数として数値化し、ランク付けしている。

G7(先進7カ国)では、11位のドイツがトップ。以下フランス(16位)、英国(23位)、カナダ(24位)、米国(30位)、イタリア(63位)と続き、100位圏内に食い込めなかったのは日本だけだった。

2021年 男女平等ランキング

順位(前年順位) 指数
1(1) アイスランド 0.892
2(3) フィンランド 0.861
3(2) ノルウェー 0.849
4(6) ニュージーランド 0.840
5(4) スウェーデン 0.823
6(12) ナミビア 0.809
7(9) ルワンダ 0.805
8(33) リトアニア 0.804
9(7) アイルランド 0.800
10(18) スイス 0.798
11(10) ドイツ 0.796
14(8) スペイン 0.788
16(15) フランス 0.784
23(21) 英国 0.775
24(19) カナダ 0.772
30(53) 米国 0.763
63(76) イタリア 0.721
72(120) アラブ首長国連邦 0.716
81(81) ロシア 0.708
102(108) 韓国 0.687
107(106) 中国 0.682
120(121) 日本 0.656

出所 : 世界経済フォーラム Global Gender Gap Report 2021

政治分野は、世界的にもジェンダーギャップ解消が遅れている分野だが、日本は衆院の女性比率9.9%、閣僚の女性比率10.0%と際立って低い。過去50年にわたって1度も女性が首相になっていないことも順位に影響した。

経済分野は115位から117位にランクダウン。男女の収入格差や管理職の割合などで世界平均を下回った。

バナー写真 : PIXTA

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