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コロナ禍の外食飲酒は壊滅 : 2020年は前年比半減―家計調査

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リモートワークの後、家族と食卓を囲んで乾杯するのも悪くない。でも、同僚と会社帰りにちょっと一杯飲んでいるうちに、思わぬアイデアがわいてきたり、人脈がつながったりするもの。コロナ禍で飲食店での酒消費が半減した以上に、失ったものは大きいかも。

政府は4月23日、新型コロナウイルスの感染再拡大が続く東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に対し、特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令を決めた。期間は25日から5月11日までの17日間。この期間、酒類を提供する飲食店に休業を要請する。

総務省「家計調査(2人以上世帯)」によると、新型コロナウイルスの感染拡大により国内の酒類消費は減少基調が鮮明になっている。特に、最初の緊急事態宣言が発出された2020年4月は前年同月比17.1%も落ち込んだ。

不要不急の外出の自粛がが求められ、「家飲み」が増えたため、2020年の家庭での酒類消費は前年同月比プラスで推移。一方、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によって、飲食店の営業時間や酒類提供時間が制限されたことから、飲食店での消費は通年で52.7%減。前年同月比で8~9割減と大きく落ち込む月もあった。

3回目の緊急事態宣言で大消費地である東京、大阪の酒類提供の飲食店が休業となれば、その影響は甚大。短期集中で感染拡大を抑え込み、わいわい楽しく飲みに行ける日を取り戻したい! 

バナー写真 : 虎ノ門のバー・スモークIBUS(ぱくたそ)

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