相手の年収に関係なく「仕事は辞めない」42.9% : 愛だけじゃなくて、お金も大事―女性の結婚観
経済・ビジネス 家族・家庭 社会
結局のところ、「結婚は経済行為である」という女性のクールな結婚観が浮き彫りになった。
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転職情報サイト「女の転職 type」が2021年6月に実施したウェブアンケート調査で、結婚相手に求める最低年収を聞いたところ、「500万~600万円」が29.7%と最も多く、次いで「400万~500万円」21.3%だった。平均は526万円。
「結婚したら仕事を辞めてほしいと言われたらどうする?」の問いに対しては、「相手の年収に関係なく辞めない」が42.9%で最多。「こっそり働く」「仕事を辞めろと言うような人とは結婚しない」など、仕事を継続することにこだわるフリーコメントも寄せられた。
一方で、「相手の年収が高ければ辞める」「相手の年収に関係なく辞める」を合わせた「辞める」派も43.8%ときっ抗している。
「相手の年収が高ければ辞める」と回答した人に、辞めてもいいと思える年収を聞いたところ、「1000万円以上」が最も多く25.7%、次いで「800万~1000万円」25.1%で、平均は836万円だった。
ちなみに、国税庁が毎年実施している民間給与実態調査によると、2019年の年間平均給与は男性540万円、女性は296万円。「自分が仕事を辞めてもいい」と思える額は、男性の平均給与額と女性の平均給与を合計した額と一致しており、ある意味、合理的な額なのかもしれない。
「相手の年収に関係なく辞めない」と答えた人にその理由を聞いたところ、トップは「気兼ねなく使えるお金を稼ぎたい」78.2%、次いで「社会とのつながりを持っていたい」74.4%。中には「離婚リスクに備えるため」42.0%、「自分の方が稼げると思う」3.5%といった回答もあった。
バナー写真 : PIXTA



