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日本のESG投資、2020年は32%増の320兆円

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持続可能な投資の普及を目指す国際団体である世界持続可能投資連合(GSIA)によると、2020年の日本のESG(環境・社会・企業統治)投資額は2兆8740億ドル(約320兆円)で、前回調査の18年から32%増加した。

ESG投資は、従来の財務情報だけでなく、環境、社会(人権問題への対応など)、ガバナンス(積極的な情報開示など)要素も考慮した投資のことを指す。

GSIAは2012年から2年に1度、年金基金や資産運用会社などを対象に、持続可能な投資の世界的調査を実施しており、今回で5回目。日米欧を含めた全体の投資額は、35兆3000億ドル(約3880兆円)で、気候変動や人権問題への関心の高まりを背景に18年よりも15%、前々回調査の16年よりも55%、それぞれ増加した。

日本を除く主要地域別にみると、米国は18年と比べて42%増の17兆810憶ドル(約1880兆円)、欧州は15%減の12兆170憶ドル(約1320兆円)、カナダは43%増の2兆4230億ドル(約262兆円)、オーストラリア、ニュージーランドなど(オーストララシア)は23%増の906憶ドル(約9.8兆円)となった。欧州が減少したのは、ESGの基準を厳格化したことなどが要因とみられる。

運用資産総額に占めるESG投資の割合をみると、日本は24%で、カナダ(62%)、欧州(42%)、オーストララシア(38%)、米国(33%)と比べてなお低い水準となっている。世界のESG投資額における地域別の割合は、米国が48%、欧州が34%、日本が8%、カナダが7%、オーストララシアが3%だった。

バナー写真:PIXTA

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