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夏休みも遊んでばかりはいられない!? : 小学生の9割以上に計算ドリルと漢字練習の宿題

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毎日少しずつやっておけばどうということのないはずなのに… 夏休みの最終日になって慌ててやろうとすると絶望的な気分になる。

ベネッセコーポレーションが、同社の通信教育講座「進研ゼミ小学講座」を受講する3~6年生を対象に、夏休みに関する意識調査を実施、8195人から回答があった。

夏休みの宿題として何が出ているか聞いたところ、「計算などの算数の問題」「漢字などの国語の問題」がともに94%。日本全国のほとんどの小学生が、夏休みの間も基礎学習からは逃れることができないようだ。

夏休みの宿題の中で「一番大変」なのは、「読書感想文」27%がトップ。「自由研究・工作」は「一番大変」の2位だったが、一方で、4割近い支持を集めて「楽しい宿題」のトップになった。

「大変」と思う子どもは、「テーマを考えたり、決めたりするのが難しい」と感じ、「楽しい」と思う人は「好きなことに自由に取り組めるから」などと回答。「自由」の捉え方次第で、楽しくもあり難しくもあるということか。

「夏休みに楽しみにしていること」について、自由回答の中で頻出している言葉を調べたところ「友達」がトップの1028人。一緒に遊びに行ったり、お泊り会をしたりなど時間のある夏ならではの楽しみが挙げられていた。

夏休み入りとともに、日本は新型コロナウイルスの第5波に襲われ感染者が急増している。自由にのびのびと…というわけにはいかないけれど、小学生にとって、少しでも楽しいことが多くありますように!

バナー写真 : PIXTA

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