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夏のパラリンピック、メダル獲得は金13、銀15、銅23:過去最多アテネ大会52個に次ぐ大健闘

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東京2020パラリンピックが閉幕した。新型コロナ感染拡大の影響で開催が1年延期され、東京に緊急事態宣言が出る中で全ての会場が無観客になるなど、異例尽くしの大会だった。それでも日本のメダル獲得数は金13、銀15、銅23の計51個。過去最多だった2004年アテネ大会に次ぐ、2番目となるメダルを獲得した。パラリンピックでの日本勢の健闘をたたえたい!

夏季パラリンピック大会が初めて開催されたのは1960年のローマ大会(日本は不参加)。ただ、「パラリンピック」の名称を初めて使ったのは、第2回の1964年東京大会だった。その時は、21カ国、378人の選手が参加し、わずか9競技だった。当初はリハビリテーションの延長的な色彩が強かったが、回を重ねるにつれて競技性の高いスポーツ大会へと進化し、参加国、参加選手、競技数も増加。2016年のリオデジャネイロ大会は159カ国・地域から4333選手が参加した。

日本は2004年のアテネ大会で金17個を含む52個のメダルを獲得。しかし、08年の北京大会ではほぼ半減の27個となり、直近のリオ大会では金メダルがゼロだった。アテネ大会以降、世界の競技レベルが急激に上がり、自己ベストや日本新記録を出しても、メダルには届かないようになってきているためだ。

果たして、東京大会は自国開催のメリットを生かせるか?

過去の夏季パラリンピックでの日本のメダル獲得数

開催都市
2020 東京(メダリスト一覧

13

15 23
2016 リオデジャネイロ 0 10 14
2012 ロンドン 5 5 6
2008 北京 5 14 8
2004 アテネ 17 15 20
2000 シドニー 13 17 11
1996 アトランタ 14 10 13
1992 バルセロナ 8 7 15
1988 ソウル 17 12 17
1984 ニューヨーク / ストークマンデビル 9 7 8
1980 アーネム 9 10 7
1976 トロント 10 6 3
1972 ハイデルベルグ 4 5 3
1968 テルアビブ 2 2 8
1964 東京 1 5 4
1960 ローマ 不参加

バナー写真 : 時事 東京パラリンピックのメダル。視覚障害者が手で触れて分かるように、側面に小さなくぼみが施されている

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