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シニア社員、「ペーパーレス」も「年下上司」も問題なし! : サイボウズのシニア社員3000人調査

経済・ビジネス 仕事・労働

少子高齢化が進む日本、シニア世代は企業にとって重要な戦力。しかし、IT化やペーパーレス化など時代の変化にうまく対応できるのだろうか?

2021年4月に施行された改正高年齢者雇用安定法は、70歳までの就業機会の確保が企業の努力義務とされた。サイボウズ チームワーク総研は企業に雇用される55~64歳(正規、派遣、契約、嘱託)3093人を対象に職場の関わりについて意識調査を実施した。

「職場の人からどのように接してほしいか」聞いたところ、「気軽に話しかけてほしい」が76.4%、「ITやトレンドなど新しい知識を教えてほしい」52.7%など、下の世代とコミュニケーションを取り、時代に取り残されないようにしたいとの思いがのぞく。

「自分の経験則が通じない」ことに対しては51.4%が「正直いやだ!」と感じている。一方で、「従来のビジネスプロセスの変更」は29.4%、「ITツールの新規導入」24.6%、「上司が年下」20.8%、「ペーパーレス化」19.6%などについては、拒否反応は意外にも少ない。

シニアが仕事を続けていく上で、「判断力」「コミュニケーション力」「サポート力」「変化に対応する柔軟性」などの項目で、「今後、求められること」と「自分自身に備わっていること」にギャップがあった。

バナー写真 : PIXTA

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