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「婚活サービスを通じて結婚」の割合が過去最高の16%:目立つネット利用―リクルート調査

社会

民間が実施した「婚活」実態調査によると、2020年に結婚した人のうち、結婚相談所、ネット系婚活サービス、婚活パーティー・イベントといった「婚活サービス」を通じて伴侶にめぐり合った人は前年比3.5ポイント増の16.5%となり、3年連続で過去最高を更新した。

調査はリクルートが運営するリクルートブライダル総研が毎年行っており、今回は21年5月から6月にかけて、インターネットを通して20~49歳の男女5万人から得た回答を基に集計した。

20年に結婚した人をサービス別にみると、結婚相談所が前年比0.8ポイント減の2.7%、ネット系婚活サービスが同4.8ポイント増の11.1%、婚活パーティー・イベントが0.5ポイント減の2.7%で、とりわけネットの利用をきっかけに結婚に至ったケースが増えたことがうかがえる。

20年に結婚した人のうち、婚活サービスを利用していた人の割合は2.7ポイント増の33.1%。利用者のうち、婚活サービスを通じて結婚に至った人の割合は、7.1ポイント増えてほぼ半数の49.9%に上った。この2つの割合も過去最高となった。

結婚できた人が伴侶を見つけた「婚活」の手段を割合別でみると、「恋活・婚活サイト、アプリ」が44.7%と最も高く、以下、「結婚相談所」(41.7%)、「お見合い」(22.2%)、「知人に紹介を依頼」(21.9%)、婚活パーティー・イベント(20.2%)などが続いた。

また、恋愛または結婚の意向がある恋人のいない独身者のうち、婚活サービスの利用経験がある人は27.2%で、4年連続で増加した。調査では、特にネット系婚活サービスの利用経験率が一層高まり、出会いの手法の一つとして定着したとしている。

バナー写真:PIXTA

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