飲酒や喫煙、肥満が乳がんリスクを高めると知る人は25%以下―みんチャレ調査 : 10月はピンクリボン月間
健康・医療 暮らし 社会
日本では、女性のおよそ10人に1人が乳がんを患う。でも、乳がんは早期に発見すれば、90%以上が治るといわれる。10月は、乳がんの早期発見・早期治療のためのセルフチェックや定期健診を啓発する「ピンクリボン運動」の強化月間。自分に起こるかもしれない問題として考えよう。
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ピンクリボン運動の強化月間に合わせて、習慣化アプリ「みんチャレ」を運営するエーテンラボ(本社・東京)が、アプリユーザーを対象に「乳がんに関する意識調査」を実施した。
ピンクリボン運動の認知度は、「詳しく知っている」「なんとなく知っている」を合わせて75%。男女別では、女性77%(母数2556)、男性59%(母数380)だった。男性も、一定程度、乳がんの早期発見の重要性を理解しているようだ。
乳がんに関する知識を聞いたところ、全体(2739人)の8割に当たる2380人は、「セルフチェックでも見つけることができる病気」であることを知っていた。一方で、喫煙の習慣、肥満(BMI)、飲酒の習慣によって乳がんリスクが上昇することを知っている人はそれぞれ全体の25%以下だった。
セルフチェックで発見できることがあることは8割の人が知っているのに、実際にセルフチェックをしている人は、「定期的に」「たまに」を合わせて3割にとどまった。年代別では、10代はほとんどしておらず、年代が上がるにつれてセルフチェックしている人の割合が増えている。
バナー写真 : PIXTA