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冬のボーナスの使い道、8年連続で預貯金がトップ : 使うより、貯める派が多数

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コロナ禍に陥ってからというもの、旅行にも行けない、ワイワイと楽しい飲み会もできない期間が長く続いた。全国的に感染者が減少し、少しずつ日常が戻りつつある今、「ボーナスでパッーと楽しく」という人は意外と少ない。将来への不安が消費意欲に影響している?

共通ポイントサービス「Ponta」を運営するロイヤリティマーケティング(本社東京)が3000人を対象に実施した消費者意識調査で、冬のボーナスの使い道を聞いたところ、最も多かったのが「預貯金」37.8%だった。選択肢に「預貯金」を加えてから8年連続の1位。また、「投資信託」2.4%が初めて使い道トップ10入りしており、「使う」だけでなく、「貯める・増やす」への関心が高さがうかがえる。

「預貯金」と答えた人に、どの程度の額を預貯金したいか聞いたところ、58.7%が「半分以上」と答えた。

コロナ禍以前の調査では、「宿泊を伴う旅行」は10%前後だったが、今回調査では6.7%にとどまった。

冬のボーナスの世帯当たりの支給額について聞いたところ、20~40万円が23%のボリュームゾーンで、60万円までが全体の62.8%を占めた。

預貯金の用途は「老後への備え」56.2%が最も多く、「将来の消費(住宅購入・学費など)への備え」47.6%が続いた。

バナー写真 : PIXTA

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