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インフル、今期も歴史的低水準 : 9月初旬からの17週間で355人

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年明けとともに、新型コロナウイルスの変異株・オミクロン株が驚異的なスピードで広がっている。せめてもの救いは、懸念されていたコロナ&インフルエンザの同時流行が回避できているということ。毎年、11月以降、じわじわと増加するインフル感染者数が、2季連続して歴史的な低水準で推移している。厚生労働省が公表した21年9月初旬から22年1月2日までの17週間の報告者数は355人で、歴史的に少なかった20-21年シーズンの522人をさらに下回っている。

インフルエンザの患者数が2年連続の歴史的な低水準で推移している。

厚生労働省は毎年、9月初旬から翌年5月末までの間、1週間ごとにインフルエンザの発生状況を取りまとめている。例年であれば、11月に入るとじわじわと感染者数が増え始めるのだが、2020-21年に続き、今期2021-22年もこれまでのところ、報告数は極めて少ない。新型コロナウイルスの流行で、マスク着用、手洗い・手指消毒の習慣が定着したことが、インフルエンザの予防にも効果を発揮しているとみられる。

2015-16年から7季分の各週ごとの発生数をグラフにすると、20-21年、21-22年はコロナ流行以前とは挙動が異なる。15-16年も1月頭までは超低水準の推移に見えるが、拡大してみると、直近2季はゼロ近傍にとどまっていることが、よりはっきりと分かる。

昨季の感染者数が少なかったことから、社会全体の集団免疫が形成されていないとして、21-22年はコロナとの同時流行を懸念する声もあったが、今のところ、インフルエンザに関しては昨季よりもさらに発症者が少ない。

2004-05年シーズンまでさかのぼると、インフルエンザの流行入りは最も遅いケースでは年明け後の1月半ば(04-05、06-07年)だった。今季も、今後、患者数が急増する可能性もゼロではないが、感染症対策を徹底することで、なんとしてもコロナとのダブルパンチは避けたいところだ。

バナー写真 : PIXTA

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