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北京五輪の総メダル数18個は歴代最多:冬季五輪での日本のメダル獲得数

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北京五輪は20日最終日を迎え、全競技が終了した。カーリング女子決勝、ロコ・ソラーレは前回平昌大会の3位決定戦で競り勝った英国に敗れたものの、日本カーリング史上初の銀メダルに輝いた。これで日本勢は、スキージャンプ・ノーマルヒルの小林陵侑、スノーボード・ハーフパイプ平野歩夢、スピードスケート1000mの高木美帆の金3個を含む18個のメダルを獲得。2018年平昌大会の13個を大幅に上回り、冬季五輪の歴代最多記録を更新した。日の丸飛行隊に24年ぶりの金メダルをもたらした小林陵侑。5種目で4個のメダルラッシュを見せた高木美帆。技の完成度で勝負して銅メダルをつかんだ坂本花織。3大会連続の金こそならなかったが、クワッドアクセルに果敢に挑戦した羽生結弦―選手たちの熱き戦いに日本中が心を動かされた。

現在のような冬季五輪大会が初めて開催されたのは、1924年にフランスで行われたシャモニー・モンブラン大会(日本は不参加)。夏季五輪大会に28年遅れで始まった。第1回大会は16種目が行われ、16カ国から258人が参加した。

40年には札幌、1944年にはイタリアのコルチナ・ダンペッツォでそれぞれ開催される予定だったが、第2次世界大戦でいずれも中止に。48年にスイスのサン・モリッツで再開されるも、敗戦国の日本は、ドイツなどとともにオリンピック参加資格をはく奪されていたため、招待されなかった。アジアでは1972年に札幌、98年長野、2018年平昌に続き4度目の開催で、08年に夏季大会を開いている北京は、史上初めて夏冬の五輪開催都市となる。

日本は1928年スイスのサン・モリッツ大会でスキーのノルディック種目に、6人が初参加したが、メダルに手は届かなかった。最初にメダルを獲得したのは、56年のコルチナ・ダンペッツォ大会。アルペンスキー・男子回転で猪谷千春が銀メダルに輝いた。冬季五輪で初の自国開催となった72年の札幌大会では、金・銀・銅の3つを獲得。80年の米国・レークプラシッド大会以降、日本は11大会連続でメダルを手にしており、98年長野大会では金5・銀1・銅4を獲得している。

過去の冬季五輪での日本のメダル獲得数

開催都市
2022 北京 (メダリスト一覧

3

6 9
2018 平昌 4 5 4
2014 ソチ 1 4 3
2010 バンクーバー 0 3 2
2006 トリノ 1 0 0
2002 ソルトレイクシティー 0 1 1
1998 長野 5 1 4
1994 リレハンメル 1 2 2
1992 アルベールビル 1 2 4
1988 カルガリー 0 0 1
1984 サラエボ 0 1 0
1980 レークプラシッド 0 1 0
1976 インスブルック 0 0 0
1972 札幌 1 1 1
1968 グルノーブル 0 0 0
1964 インスブルック 0 0 0
1960 スコーバレー 0 0 0
1956 コルチナ・ダンペッツォ 0 1 0
1952 オスロ 0 0 0
1948 サン・モリッツ 不参加
1944 コルチナ・ダンペッツォ 中止
1940 札幌 中止
1936 ガルミッシュ・パルテンキルヘン 0 0 0
1932 レークプラッシド 0 0 0
1928 サン・モリッツ 0 0 0
1924 シャモニー・モンブラン 不参加

バナー写真:ロイター

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