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大学受験の「勝負めし」:連想するのは「カツ」、自分で選ぶなら「好きなもの」が1位―高校生対象のネット調査

社会

大学入試にあたり、高校生の7割以上が「勝負飯(めし)」を食べて臨みたいと回答。実際に食べたいのは「自分が好きなもの」が最も多く、カツやおむすびのような「ゲン担ぎ」にこだわるのは3割にとどまった。

リクルートの進学情報メディア「スタディサプリ進路」が高校生を対象に行った大学受験など重要な試験に臨む際の「勝負飯」の調査によると、「勝負飯と聞いて思い浮かぶ」のは圧倒的に「カツ」。複数回答可の質問に、81.8%を集めて1位に輝いた。

調査は2021年11月、全国の高校生男女500人を対象にインターネットで実施。「思い浮かぶもの」の2位は「おむすび(縁を結ぶ)」(11.2%)で、以下、「タイ(めでたい)」(10.8%)、「納豆(粘り勝ち)」(10.6%)、「ラーメン」(7%)、「すき焼き」(6.6%)などの順となった。

現役高校生が思い浮かぶ「勝負飯」ランキング(%)

1 カツ(勝負に勝つ) 81.8
2 おむすび(縁を結ぶ) 11.2
3 タイ(めでたい) 10.8
4 納豆(粘り勝ち) 10.6
5 ラーメン 7.0
6 すき焼き 6.6
7 カツオ(勝つ) 5.4
8 ウインナー(WINNER・勝者) 5.2
9 力うどん(餅の粘り) 4.8
10 3.4

(「スタディサプリ進路」の2021年調査より)

「勝負飯を選ぶ基準」を尋ねる質問では、「とにかく自分が好きなもの」が40.8%と最も多く、次いで、カツやおむすびのような「験担ぎ・縁起物」(32.2%)、「体に良いもの」(27.0%)の順となった。

また、「勝負飯を食べたことはあるか」との質問では、「ある」が63.0%と最も多く、以下、「勝負飯を知っているが食べたことはない」(34.4%)、「存在を知らなかった」(2.6%)で、勝負飯の存在自体はほとんどの回答者に認知されていた。「勝負飯を食べたいと思うか」との質問には、74.0%が「思う」と答えた。

大学入試については、約30年続いたセンター試験が2020年1月を最後に廃止され、翌21年1月からは新たに「大学入学共通テスト」が導入された。独立行政法人・大学入試センターの公式ホームページによると、21年の共通テストの受験者数は48万4114人で、最後のセンター試験より約4万3000人減った。22年1月実施の共通テストの志願者数は、前年度比4878人減の53万367人だった。

バナー写真:PIXTA

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