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日の丸飛行隊 : 五輪ジャンプの日本人メダリスト一覧

スポーツ

スキージャンプは記録だけでなく、記憶に残る選手が多いのかも。写真を見れば「ああ!あの時!」とよみがえる名場面。五輪スキージャンプのメダリストをまとめた。
=金 =銀 =銅

【2022年 北京五輪】 

 銀 男子ラージヒル / 小林陵侑

長野の船木和喜以来、個人で2つのメダルを獲得した。

 金 男子ノーマルヒル / 小林陵侑

五輪8回出場「レジェンド」と呼ばれる葛西紀明に見出され、指導を受けてきた小林が、レジェンドを超える「金」で恩返し。個人の金メダルは、長野五輪の船木(ラージヒル)以来、24年ぶり。

長野五輪以来、スキージャンプで24年ぶりに個人金メダルを獲得した小林陵侑
長野五輪以来、スキージャンプで24年ぶりに個人金メダルを獲得した小林陵侑(ロイター)

【2018年 平昌五輪】 

■ 銅 女子ノーマルヒル / 高梨沙羅

女子ジャンプが初めて採用された2014年ソチ大会は、優勝候補として臨んだものの4位に沈みメダルには手が届かなった。2度目の五輪で悲願のメダルを獲得。

2018年平昌五輪で銅メダルを獲得した高梨沙羅(右)
2018年平昌五輪で銅メダルを獲得した高梨沙羅(右)(ロイター)

【2014年 ソチ五輪】 

 銀 ラージヒル / 葛西紀明

1992年アルベールビル大会に19歳で初出場、94年のリレハンメル大会で団体で銀メダルを獲得したが、その後、長野、ソルトレークシティー、トリノ、バンクーバーではメダルに絡むことはなかった。41歳で迎えた7回目の五輪で、初めて個人メダルを獲得した。五輪のスキージャンプでの最年長記録。 

 銅 団体 / 清水礼留飛・竹内択・伊東大貴・葛西紀明

2014年ソチ五輪、スキージャンプラージヒルで銀メダル獲得の葛西紀明
2014年ソチ五輪、スキージャンプラージヒルで銀メダル獲得の葛西紀明(ロイター)

【1998年 長野】

 銀 ノーマルヒル  金 ラージヒル / 船木和喜

 銅 ラージヒル / 原田雅彦

長野五輪でスキージャンプラージヒルで抱き合って喜ぶ金メダルの船木和喜と銅メダルの原田雅彦
長野五輪でスキージャンプラージヒルで抱き合って喜ぶ金メダルの船木和喜と銅メダルの原田雅彦(ロイター)

 金 男子団体 / 岡部孝信・斉藤浩哉・原田雅彦・船木和喜

1994年のリレハンメルの悲劇を乗り越えて、悲願の団体金メダルを獲得。

1本目のジャンプで原田雅彦が失敗して日本は4位。2本目を前に猛吹雪に襲われ、競技は中断。そのまま中止も危ぶまれたが、「テストジャンパー全員がジャンプを成功させることができた場合のみ競技続行」の条件のもと、25人のテストジャンパーが転倒せずに着地を決め、2本目のジャンプが実現。原田は1本めの失敗を挽回する大ジャンプ、ラストジャンパーの船木和喜も大ジャンプで優勝を決めた。

スキージャンプ団体ラージヒル、金メダル獲得で喜びを爆発させる船木和喜(右端)ら日本チーム
スキージャンプ団体ラージヒル、金メダル獲得で喜びを爆発させる船木和喜(右端)ら日本チーム(時事)

【1994年 リレハンメル】

 銀 団体 / 岡部孝信・葛西紀明・西方仁也・原田雅彦

日本は最終ジャンプを残して2位ドイツを55点の大差でリード。誰もが金メダルを確信していたが、ラストジャンパー原田雅彦が痛恨の失敗ジャンプで銀に沈んだ。“リレハンメルの悲劇” と言われる。

スキージャンプ団体・ラージヒルで2回目のジャンプを失敗し、しゃがみ込む原田雅彦(奥右から2人目)を励ますチームメート(時事)
スキージャンプ団体・ラージヒルで2回目のジャンプを失敗し、しゃがみ込む原田雅彦(奥右から2人目)を励ますチームメート(時事)

【1980年 レークプラシッド】

 銀 70メートル級 / 八木弘和

【1972年 札幌】

自国開催で日本がメダル独占。“日の丸飛行隊” の快挙は日本中を沸かせた。

 金 70メートル級 / 笠谷幸生

 銀 70メートル級 / 金野昭次

 銅 70メートル級 / 青地清二

札幌五輪のスキージャンプ70メートル級で表彰台を独占した「日の丸飛行隊」。中央・笠谷幸生(金)、左・金野昭次(銀)、右・青地清二(同)
札幌五輪のスキージャンプ70メートル級で表彰台を独占した「日の丸飛行隊」。中央・笠谷幸生(金)、左・金野昭次(銀)、右・青地清二(同)(時事)

バナー写真 : 1998年長野冬季五輪、ラージヒルで金メダルを獲得した船木和喜のジャンプ(ロイター)

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