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自分の死後に「SNS全て削除したい」7割 : 終活、“財産整理” よりも “データ整理” が上位

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スマートフォンの有料のアプリ、定期購読しているメルマガ…死後に誰も解約手続きをしてくれないと課金され続けるだろうか。ヒミツごとではなくとも、友人との他愛ないメッセージのやりとりを家族に読まれるのはイヤだな―デジタル時代になって、終活のあり方も変わってきそうだ。

楽天インサイト(本社東京)が2022年1月に全国の20~60代の男女1000人を対象に「終活」について聞いたところ、「実施している」4.0%、「近いうちに始める」7.0%、「時期が来たら始めたい」58.6%だった。全体の約7割はいずれかのタイミングで終活に取り組む意向があることが分かった。

終活の具体的な内容としては、「家の荷物の整理」が60.9%で最も多く、「PC・スマホのデータ整理」39.8%が続いた。いまや、「財産整理」31.9%よりも、データ整理が関心事となっている。

生前に利用していたPCやスマホに保存したデータや、SNSのアカウント、ネット銀行などウェブ上に保存されたデータなどの「デジタル遺品」についての認知度は、「知っている」「聞いたことはある」の合計が全体で41.8%。男性は、リアルに終活を意識する世代になるにつれ「知っている」の割合が高まっている。

自身の死後、「デジタル遺品」であるメッセージアプリやSNSの投稿を遺したいか、削除したいか聞いたところ、いずれのサービスでも「全て削除したい」が7割程度だった。

バナー写真 : PIXTA

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