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あったらうれしい箸休め、トップはポテサラ : 定番の組み合わせはカレー&福神漬け

経済・ビジネス 社会

ランチタイム、定食のメインのおかずのほかに小鉢がついているとなんだかうれしい。「もう一品」加わることで、見た目も、食感もアクセントが加わる。なくてはならない名脇役。

リクルートが外食産業に携わる20~60代の男女1034人を対象に「付け合わせや箸休めの小鉢や小皿」についてのアンケート調査を実施。付け合わせや小鉢が「必要ない」と 答えた人はわずか 8.3%で、91.7%の人が「なにかもう一品」を望んでいることが分かった。

あったらうれしいもの 1位は「ポテトサラダ」 52.2%。卵焼き(44.8%)、生野菜 (39.5%)と続いた。ごはんとメインのおかずが糖質・脂質に偏りがちな分、野菜でバランスを取りたいという気持ちも働いているのだろうか、あっさり野菜のメニューが支持されている。

あったらうれしい “箸休め” ランキング

うれしいもう一品 割合(%)
ポテトサラダ 52.2
玉子焼き 44.8
生野菜 39.5
漬物 33.8
マカロニサラダ 30.9
ほうれん草のお浸し 29.8
ひじき 27.5
冷ややっこ 26.1
トマト 24.7
キャベツの千切り 24.4
切り干し大根 20.7

出所 : リクルート

また付け合わせに関して「これぞ定番」と思う組み合わせについて聞いたところ、「カレーに福神漬け」「とんかつにキャベツの千切り」「すしにガリ」はいずれも6割の人が支持していた。

“これぞ定番” の組み合わせランキング

組み合わせ 割合(%)
カレーに福神漬け 63.2
とんかつにキャベツの千切り 59.2
すしにガリ(=ショウガの甘酢漬け) 58.0
ハンバーガーにポテト 52.9
牛丼に紅ショウガ 50.6
焼き魚に大根おろし 43.6
焼きそばに紅ショウガ 40.9
チャーハンに中華スープ 36.2
焼肉にキムチ 34.4
天ぷらに大根おろし 34.0

出所 : リクルート

福神漬けの赤色は、チャツネに模して着色したのがはじまりという(PIXTA)
福神漬けの赤色は、チャツネに模して着色したのがはじまりという(PIXTA)

インド発祥のカレーだが、今や日本の国民食と呼ばれるほど、日本風にアレンジされ進化を遂げている。「カレーに福神漬け」の組み合わせは、明治時代、日本郵船の欧州航路「三島丸」の食堂のコックが考案したと言われている。もともとはドライカレーにインドのチャツネ(果物や野菜に香辛料を加えて煮込んだペースト状の調味料)を添えていたが、ある時、チャツネが不足したため、代用品として福神漬けを出したところ好評で、次第に定番化したという。

バナー写真 : PIXTA

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