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中間管理職以上の8割は男性―リンクトイン調査 : 「男女平等成立しない」とあきらめムード?

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「男女平等は満足できるレベルには達していない。でも、そもそも、男女平等なんて成立しない」。そんなあきらめムードがまん延している。女性にとって正社員でい続けることも、管理職になることも狭き門。

ビジネス特化型のSNSサービスを提供するリンクトイン(本社・東京)が18~70歳約1000人を対象に2022年2月に実施したオンラインアンケート調査で、有職者の女性・男性比率は43 : 57と、やや男性に偏っていた。正社員に限定すると、29 : 71となり、圧倒的に女性に非正規雇用が多いことが読み取れる。さらに、中間管理職以上の職位にある人(有職者全体の約22%)では、17 : 83と圧倒的な男性優位であることが明らかになった。

日本でのジェンダー平等や社会問題について提示した文章にどの程度同意できるかを質問したところ、「男女はそもそも異なり、男女平等は成立しない」という文章に同意した人は40%に上り、「そう思わない」22%の2倍近くだった。日本の職業社会ではある程度の男女の差を前提としていることが明らかになった。

日本社会において男女格差の有無を聞いたところ、「とてもある」「ややある」と回答した人は全体の71%に達した。その解決方法としては、「学校教育で積極的に学びの機会を作る」がトップだった。全体で3位だが、女性からは「男女の平等な家事分担」を求める声が強かった。

男女格差の解決に必要なこと

1 学校教育で積極的に学びの機会を作る
2 「男性の仕事」とされていた分野での女性の数を増やすための取り組みの拡充
3 男女の平等な家事分担
4 育児や介護などライフステージに合わせた働き方を啓蒙
5 国会議員の男女比率を実態に合わせる

出所 : リンクトイン・ジャパン

バナー写真 : PIXTA

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