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少子化は永遠に解消しない? : 20代独身男性の4割が「誰ともデートしたことない」

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「デートしたことがない20代独身男性が40%」―世界の最先端を行く少子高齢化は長らく日本の政策課題だが、そもそも、「デートしたことない」「恋人もいない」ところから少子化は解消しない。

内閣府が公表した「男女共同参画白書」(2022年版)で、かつては結婚適齢期と考えられていた20代、30代が恋愛からはるかに遠ざかっている実態が明らかになった。

2021年度に実施した意識調査で、20代は男性の65.8%、女性の51.8%が「配偶者、恋人はいない」と回答。30代も、男性35.5%、女性27.0%が「いない」だった。

さらに「中学を卒業してからこれまでにデートした人数」を聞いたところ、20代独身男性の39.8%、30代独身男性の34.1%が「ゼロ人」だった。一方、女性でデート経験ゼロなのは、20代独身25.1%、30代独身女性の21.5%で、男性の恋愛に対する晩生(おくて)ぶりが際立つ。

バナー写真 : PIXTA

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