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日本の幸福度は西高東低?―ブランド総研「地域の持続性調査」 : トップ3は沖縄、鹿児島、宮崎

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ブランド総合研究所が実施した地域の持続性調査で、各都道府県の住民が感じている「幸福度」は2年連続で沖縄県がトップ。2021年10月時点の人口推計(総務省)では、人口減が進む日本で沖縄だけが人口増だったのも、幸福度のなせる業なのか?

ブランド総合研究所が、各都道府県の住民視点で地域の持続性を明らかにするために実施している「地域の持続性調査 2022」で、沖縄県が2年連続で幸福度トップだった。調査は15歳以上の男女を対象に5月下旬に実施、各都道府県から約500人ずつ、2万3000人の有効回答を集計している。

「あなたは幸せですか」の問いに対し、沖縄県は41.8%が 「とても幸せ」、36.2%が「少し幸せ」と回答、 8割近くが「幸せ」を感じている。一方で、「全く幸せではない」2.6%、「あまり幸せではない」 5.3%と、ネガティブな意見は極めて少なかった。

2位鹿児島県、3位宮崎県が続くなど上位には西日本の県が多い一方、東京都46位、神奈川県45位、千葉県44位と首都圏は最下位グループ。順位で色分けすると、幸福度の西高東低がくっきりと表れた。

「地域の持続性調査」は生活満足度、愛着度、定住意欲度などの項目についても聞いており、沖縄は幸福度、愛着度、定住意欲度でトップ、生活満足度も福岡に次ぐ2位だった。

幸福度ランキング 上位10&下位10

順位(前年順位) 都道府県 スコア(平均70.1)
1(1) 沖縄 77.4
2(15) 鹿児島 75.4
3(2) 宮崎 74.9
4(31) 静岡 74.2
5(12) 福岡 73.9
6(27) 和歌山 72.7
7(28) 佐賀 72.6
8(14) 長野 72.2
9(15) 石川 72.1
10(11) 三重 71.9
38(24) 愛知 68.2
39(37) 富山 68.0
40(43) 青森 67.8
40(44) 福島 67.8
40(32) 徳島 67.8
43(21) 栃木 66.3
44(30) 千葉 65.9
45(46) 神奈川 65.8
46(45) 東京 65.7
47(40) 秋田 65.0

バナー写真 : PIXTA

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