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男性の育休取得率過去最高だけど、まだ13.97% : 政府目標は「25年までに30%」

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「男性も育休」と言っても、まだまだ形ばかり? 過半数は取得期間が2週間未満。育児の大変さも、職場で居場所がなくなるかもという恐怖も、大半は女性が背負い込んでいる。

厚生労働省が毎年実施している「雇用均等基本調査」で、2021年度の男性の育児休業の取得率は前年度比1.32ポイント上昇の13.97%だった。前年比プラスは9年連続で、取得率は過去最高となったが、政府が掲げた「25年までに男性育休30%」には大きな隔たりがある。

育児休業を取得した期間は、女性は「1年~1年半」が34%で最も多く、次いで「10カ月~1年」30.0%など、女性の80.2%が10カ月以上取得。一方の男性は、5日~2週間未満が26.5%、5日未満が25.0%で、2週間未満が5割を超えている。

調査は21年10月の常用労働者5人以上の全国6300の事業所を対象に実施、3683事業所から有効回答を得た。

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