Japan Data

犬生楽しいことばかりじゃない : 毎日散歩に行けない3割 、30分未満6割

社会 暮らし

犬の主張。毎日散歩に行く覚悟もなしに、どうして犬と暮らそうと思ったのか? 飼い主が仕事で忙しいのは知っている。でも、犬は一人で散歩に出掛けられない。頼むよ、飼い主!

オレ、柴。都内マンション在住。下僕(本人は主のつもりでいる)はIT企業の管理職。人間基準では悪くない暮らしらしい。国産原材料・無添加のセレブ飯が出るし、月に1回はサロンとやらで風呂に入れられる。

だからと言って、犬生楽しいことばかりじゃない。

下僕を従えて「1日2回」の散歩ができる犬は全体の33.2%しかいない。「1日1回」で妥協している犬が30.3%。下僕が仕事を言い訳にして、散歩の付き添いを時々サボるので「毎日は行けない」オレのような不幸な犬も28.9%に上る。

せっかく散歩に出ても、チィをしたとたんに、「さ、帰るよ」と言われるのは不愉快だ。下僕と共に街の平和を確認して、すれ違う友だちとあいさつを交わすのも散歩の楽しみなのに。

1回の散歩時間が「30分未満」の犬は63.9%。このうち、「10分未満」で切り上げられる10.8%の犬がどれだけがっかりしているか、人間はもっと知るべきだ。

下僕にも事情があるのは理解している。しかし、長時間の留守番は苦手だ。1日の留守番時間が長い時で「6~10時間」に及ぶ犬は28.8%。「10時間以上」ひとりぼっちの孤独と戦っている犬が11.0%もいるのはあまりにも不幸ではないか。

飼い主!もっと一緒に遊びたい!思い切り走りたい!

調査は、犬の知育玩具を扱う「Nina Dog Toys」を運営するサンユーインダストリーが7月に実施。犬の飼い主1018人が回答した。

バナー写真 :PIXTA

ペット