Japan Data

運動にIT・テクノロジー活用4割 ―笹川スポーツ財団調査 : 人気は無料動画

スポーツ 社会 暮らし

インターネットで検索すれば、筋トレやヨガなどプロが解説・指導してくれる動画が豊富にある。「忙しくてジムに行く時間がない」なんて言い訳は通用しなくなる? 

コロナ禍の初期にはスポーツクラブが休業要請の対象となり、密回避のためスポーツのイベントや大会が中止に追い込まれるなど運動の機会が制限された。その一方で、フィットネスクラブのトレーニング動画の配信やアプリ、ウエアラブル端末を利用した新たな運動習慣の可能性が広がった。

笹川スポーツ財団が2022年に実施した「スポーツライフに関する調査」で、20歳以上のスポーツ実施者のうち、運動する際に何かしらのIT・テクノロジーを活用している人は約4割だった。具体的には、「インターネット上の無料動画」が最も多く、女性27.4%、男性22.4%。次いで、「ヘルスケアアプリ」が女性19.0%、男性14.7%だった。スマートウオッチなどの「ウエアラブル端末」は男女とも10%に届かなかった。

運動にテクノロジーを活用

年代別で見ると、20~40代はIT・テクノロジーを「何も活用していない」人の割合は40%台で、50%以上が何かしらを活用。20代、30代は身体活動を伴うゲームの活用が他の年代と比べて多かった。一方で、60歳以上になると、総じて、活用度合いが低下して、60代は「何も活用していない」人が70.1%、70代は86.6%だった。

年代別の運動でのテクノロジー活用

出所 : PIXTA

スポーツ 運動会 笹川スポーツ財団