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男女共同参画:2022年の医師国家試験合格者割合、女性が33.7% 約30年で10ポイント上昇

社会

内閣府男女共同参画局がこのほど更新・公表した「専門的な職業に関する参画状況」資料によると、2022年医師国家試験の女性合格者は3110人、合格者全体に占める割合は33.7%だった。

司法試験の女性合格者割合は27.7%(389人)、公認会計士試験では22.5%(327人)、弁理士試験では31.1%(60人)だった。

下図は、各種国家試験での女性合格者の割合推移を示している。医師国家試験では1995年に比べ、女性合格者はちょうど10ポイント上昇している。司法試験では7.9ポイント、弁理士試験では21.6ポイントの上昇。公認会計士はほぼ横ばいとなっている。

各種国家試験合格者の女性の割合の推移

医療関係の専門職につく女性の割合を見ると、2020年現在で、医師が全体の22.8%、歯科医師が24.8%、薬剤師が65.2%、獣医師が33.3%。獣医師に占める女性の割合は2000年には14.8%だったが、この20年余りで18.5ポイントも上昇している。

一方で、これら専門職の職能団体で役員につく女性の割合は、まだそれほど多くない。最も女性の参画が進んでいるのは日本弁護士連合会の24.0%。日本公認会計士協会が18.0%、日本薬剤師会が9.4%、日本医師会が8.8%、日本獣医師会が8.3%、日本歯科医師会と日本弁理士会がそれぞれ7.4%となっている。

バナー写真:PIXTA

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