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学校から親への連絡事項「デジタル化進めるべき」75% ―アドビ調査 : 保護者印も電子化希望!

教育 社会 技術・デジタル

仕事ではデジタル化が進み、ファイルの「共有」「シェア」で部署内で紙の書類を配布することがすっかり少なくなったが、学校と親との間の連絡事項は、いまだ紙に依存していることが多い?

遠足や授業参観などの行事の案内や予防接種を受けるかの意向調査、図画工作の材料として空き箱やラップの芯を持ってくるようにといった連絡事項など、子どもの学校からは毎日のように雑多な連絡事項がある。

アドビ(東京品川区)が、保育園・幼稚園・小学校に通う子どもを持つ保護者500人を対象に学校などとの連絡手段のデジタル化を進めるべきかについて聞いたところ、「進めるべき」「どちらかというと進めるべき」を合わせて74.6%に達した。

学校と保護者間の連絡のデジタル化について

学校から保護者への連絡事項で「デジタル化が進んだ項目」「デジタル化してほしい項目」について聞いたところ、いずれも「欠席や遅刻の届け出」「お知らせやおたより」「給食の献立表」がトップ3だった。

「保護者の署名・印が必要な書類」は、「デジタル化が進んだと思う」11.0%に対し、「デジタル化してほしい」32.8%とギャップが大きく、今後のデジタル化が期待される分野だ。

デジタル化が進んだ項目、デジタル化してほしい項目

保護者の34.5%が、子どもが学校から受け取った紙の資料をスキャンしてデータ化する、写真を撮ってスマートフォンに保存するなどの方法で、デジタル管理をしていた。2019年の調査時より12.5ポイントアップしており、子育て・教育分野にも着実にデジタル化の波が押し寄せているといえそうだ。

紙のプリントをデジタル管理している?

バナー写真 : PIXTA

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