2023年4月の訪日外国人194万人 ―コロナ前の66％まで回復 : 戻り鈍い中国
経済・ビジネス 社会 旅と暮らし
街中で大きなスーツケースを引く外国人の姿を見かけることが増えた。4月の訪日客は194万人と、200万人台まであと一歩。日本の水際対策は４月末に撤廃され、ワクチン３回接種の証明などが入国時に不要となった。5月以降、日本を訪れる人がさらに増えることに期待したい。
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
日本政府観光局がまとめた2023年4月の訪日外国人数（推計値）は、前年同月（13万9548人）の14倍の194万9100人だった。3月の181万7500人からも13万人以上増え、22年10月の個人旅行再開以降で過去最多を記録。コロナ禍前の19年4月（292万人）の66.6％の水準まで回復した。桜シーズンに合わせた訪日需要が高まったことに加え、東アジア地域での航空便増便が追い風。
国・地域別で最も多かったのが、韓国の46万7000人。10万人以上だったのは、台湾29万1600人、米国18万3900人、香港15万2800人、タイ10万8000人。米国、インドネシア、シンガポールなどコロナ禍前の19年4月を上回った国もあった。
一方、中国は10万8300人と、コロナ前の14.9％の水準にとどまっている。
バナー写真 : 混雑する羽田空港（時事）