春季労使交渉 : 大手賃上げ率3.91%―経団連1次集計
経済・ビジネス 仕事・労働 社会
経団連の集計で大手企業は30年ぶりに3%台後半の賃上げ率となった。世界的に給料が上がらない国と言われてきた日本でも、ようやく本格的な賃上げの機運?どうか物価上昇に負けない水準が持続しますように!
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
経団連が公表した大手企業の2023年春季労使交渉の回答・妥結状況によると、定期昇給とベースアップを合わせた賃上げ率は3.91%1万3110円で、前年の2.27%7430円を大きく上回った。前年を上回るのは2年連続、3%台後半の水準は3.83%だった1993年以来30年ぶり。
調査は21業種の大手241社が対象で、期限までに回答があった92社の組合員平均などを集計している。
15業種のうち12業種で賃上げ率が3%を超えた。最も伸び率が高かったのは造船6.06%。機械金属5.01%、繊維4.58%が続いた。鉄鋼は前年の賃上げ率を下回ったが、慣例的に2年に1度の労使交渉方式であることが影響したとみられる。
バナー写真 : PIXTA
