食品値上げ6月も3500品目超―帝国データバンク : 業務用小麦値上げで7月はパン製品
経済・ビジネス 暮らし 社会
1品目あたりは20円、30円と小幅であっても、日々の暮らしに欠かせない食品の値上げはボディーブローのように効いてくる。「パッケージが変わったんだ」と思ったら、さりげなく内容量が5グラム少なくなっていた―そんなステルス値上げも増えている。
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帝国データバンクの食品主要195社を対象とした調査で、2023年の家庭用を中心とした飲食料品の値上げ品目数が5月31日までの判明分で2万5106品目に達した。195社のうち9割超の企業で1回以上の値上げが実施された。
6月単月の値上げ品目数は3575品目で、2022年6月の2419品目の約1.5倍とハイペースが続いている。主な内訳は、「調味料」1674品目、「加工食品」1612品目など。加工食品のうち500品目超はカップめんなど即席めん製品。日清食品「カップヌードル」や東洋水産「マルちゃん 赤いきつねうどん」、明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」などの主要銘柄は231円から254円に一斉値上げした。
7月も、業務用小麦粉の値上げを受けたパン製品約1500品目を中心に、3000品目超の値上が予定されている。
バナー写真 : PIXTA