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訪日外国人、「ここが不便!」のトップはWi-Fi環境 : 行きたい店「予約せずに訪問」が36%

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コロナ禍による水際制限が解除されてから、街には外国人ツーリストの姿が目立つようになっている。せっかくの旅行滞在期間、楽しく快適に過ごしてもらいたい。そのために必要なことは?

株式会社地球の歩き方(東京・品川区)が運営する訪日外国人向け旅行情報サイト「GOOD LUCK TRIP(好運日本行)」が、サイトを訪れた海外在住の男女891人を対象に、「訪日中に困ったこと、不便に思うこと」について聞いたところ、日本人も感じている「Wi-Fi環境」31.5%がトップだった。次いで、「施設等のスタッフとのコミュニケーション」20.2%、「多言語表示が少ない」17.5%など、日本語以外が通じづらいことによる不便さが明らかになった。

日本を旅行中に困ったこと

「施設等のスタッフとコミュニケーション」の具体的な例として、「日本滞在中に行きたい飲食店をどのように予約するか」聞いたところ、36.7%の人が「予約せずに直接訪問」していた。「ネット予約」「日本語ができる人に依頼」が続き、「自分で電話予約」は10.5%にとどまった。

日本滞在時、飲食店はどのように予約する?

地球の歩き方では「外国人旅行者受け入れのための環境整備は進んでいるが、Wi-Fi環境等インフラ面の整備や、訪日層に合わせた多言語情報発信を改めて見直す必要がある」と指摘している。調査は5月初旬~中旬にかけてインターネット経由で実施。英語圏106人、韓国語圏102人、簡体字圏103人、繁体字圏580人からの回答があった。

バナー写真 : PIXTA

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