Japan Data

700人の同人の集まりからスタートした巨大イベント―コミックマーケット

漫画 アニメ 文化 経済・ビジネス

700人から70万人規模へと成長したコミケ半世紀の歴史。

日本のみならず、世界中のアニメファン、コスプレイヤーからも注目される「コミックマーケット」。

その歴史をひも解くと、始まりは半世紀近く前の1975年、東京・虎ノ門の日本消防会館の会議室で参加者700人余りの同人の集い。参加者の9割は少女漫画ファンの女子中・高校生だったという。

参加者が初めて1万人を超えたのは81年夏。その後も、規模は拡大し続け、会場は「会館」から「ホール」「国際展示場」へとシフトし、96年の第50回目の開催から現在の東京ビッグサイト(東京国際展示場)での開催となった。

2019年冬は4日間で史上最多の75万人を動員した。新型コロナウイルスの感染拡大で20年は開催できず、21年冬に再開されたが、厳しい人数制限が敷かれた。コロナの収束で23年夏は久々の制限なしの開催となったが、コロナ前に比べて会期は短く、動員数は2019年の3分の1にとどまった。

コミックマーケットの参加者数推移

バナー写真 : PIXTA

漫画 アニメ オタク コスプレ コミケ オタク文化 コミックマーケット