Japan Data

PRベタなの? 茨城県が12回目の最下位―魅力度ランキング : トップは北海道が15回連続

地域 旅と暮らし 経済・ビジネス

ブランド総合研究所の地域ブランド調査は、北海道が15回連続のトップ。一方、15回の調査中、12回目の最下位に沈んだ茨城県は、水戸の偕楽園、袋田の滝、国営ひたち海浜公園など魅力ある行ってみたい観光地がいっぱい。香り高いメロン、シャキシャキのレンコン、冬はアンコウ鍋と旨いものの宝庫でもある。控え目すぎるの? PRベタなの?

民間調査会社ブランド総合研究所の「地域ブランド調査2023」で、全国で最も魅力的な都道府県は北海道だった。都道府県が調査対象となった09年から15年連続で1位。「観光意欲度」「(地域産品の)食品想起率」などでもトップだった。2位は15年連続で京都府。順位の入れ替わりはあったが、トップ10にランクインした都道府県の顔ぶれは同じだった。

都道府県の魅力度ランキング トップ10

順位 都道府県 魅力度
1(1) 北海道 72.4(73.3)
2(2) 京都府 56.6(57.3)
3(3) 沖縄県 52.7(53.6)
4(4) 東京都 49.0(49.3)
5(5) 大阪府 43.3(43.2)
6(7) 福岡県 40.4(40.8)
7(6) 神奈川県 39.4(41.6)
8(8) 奈良県 37.2(36.9)
9(10) 石川県 33.4(33.1)
10(9) 長崎県 32.3(35.8)

出所 : 第18回「地域ブランド調査2023」
順位欄と魅力度指数欄の()は前年値

下位グループの顔ぶれも例年とほとんど変わらず。最下位は茨城県。前回調査で最下位だった佐賀県と順位が入れ替わった。茨城が最下位になるのは09年の調査開始以来12回目。

都道府県の魅力度 ボトム6

順位 都道府県 魅力度
42(41) 徳島県 16.6(17.4)
42(43) 山口県 16.6(15.4)
44(44) 群馬県 16.3(15.1)
45(45) 埼玉県 15.8(14.3)
46(47) 佐賀県 13.8(13.2)
47(46) 茨城県 13.7(13.5)

出所 : 第18回「地域ブランド調査2023」
順位欄と魅力度指数欄の()は前年値

市区町村の魅力度では札幌市が3年連続9度目の1位。函館市が3位、小樽市が8位と北海道から3市がランクインした。

市区町村魅力度ランキング

1(1) 札幌市 59.4 (63.9)
2(2) 京都市 57.8 (59.5)
3(3) 函館市 56.6 (58.7)
4(8) 金沢市 53.1 (50.9)
5(7) 鎌倉市 52.0 (52.1)
6(6) 神戸市 51.8 (55.7)
7(4) 横浜市 50.7 (56.1)
8(4) 小樽市 50.6 (55.8)
9(9) 那覇市 46.4 (49.8)
10(12) 軽井沢町 46.1 (48.8)

出所 : 第18回「地域ブランド調査2023」
順位欄と魅力度指数欄の()書きは前年値。北海道内の自治体をカラー表示した。

地域ブランド調査は2006年から毎年実施。全国の1000市区町村と47都道府県について、認知度、観光意欲、居住意欲、地域資源評価などを質問し、約3万4000人の回答を集計、数値化している。

バナー写真 : 茨城県国営ひたち海浜公園(PIXTA)

観光 北海道 京都 茨城 食文化