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コンタクトレンズ 小中学生での「デビュー」が約5割―HOYA調査

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ハードからソフト、酸素透過型など進化を続けるコンタクトレンズ。日本では着け始めが低年齢化する傾向があり、小中学生での「コンタクトデビュー」が約5割に達することがHOYAの調査で分かった。

HOYAがコンタクトレンズを利用している小学生~49歳の男女1000人を対象にアンケート調査を実施。「15-19歳」の人の利用開始時期は「小学校低学年」が4.5%、「小学校高学年」10.0%、「中学生」40.5%で、中学生までに着け始めた人は合わせて55.0%だった。

コンタクトの利用開始時期を「小学生~19歳まで」と回答した人たちだけを抽出し、年代ごとに構成割合を比較。若い年代ほど小中学生の時に着け始めた人が多く、コンタクトデビューの低年齢化傾向が見られた。特に、現在15-19歳の人は、40代と比べて小学生でのデビューが1.8倍超に増えていた。

コンタクトの利用開始時期

コンタクトを利用する小・中学生とその親に、「良かったこと」を聞いたところ、「活発・社交的になった」が最も多く、親36.0%、子ども37.5%だった。「クラブ活動への意欲が増した」「オシャレを楽しめる」が続いた。HOYAは「コンタクトの利用によって視界が広がり、思いきって体を動かせるようになることが、子どもたち自身のモチベーション向上につながっていると推察される」としている。

コンタクトにして良かったこと

一方で、「悪かった点」については、「費用がかかる」が親52.0%、子ども53.0%で最多。「つけ外しやケアが面倒」「眼科受診が手間・面倒」といった回答も多かったが、HOYAは「コンタクトレンズは『高度管理医療機器』。利用開始の低学年化が進む中、定期的な眼科受診とコンタクトの正しい使い方や選び方に関する理解がますます重要になる」としている。

コンタクトにして悪かったこと

バナー写真:PIXTA

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