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スマホ依存症自覚44%に ―クロス・マーケティング調査 : 「目の疲れ」50代は4人に3人

健康・医療 社会

揺れる電車の中でも、信号待ちのわずかな時間も、昼休みにランチを食べながらも常に片手にスマホの生活。クロス・マーケティングの調査で目の疲れを実感している人は7割に上った。

クロス・マーケティング(東京都新宿区)が2023年11月に20-79歳の男女2400人を対象に実施した調査で、直近1カ月間に「よく、目が疲れていると思う」人は29%、「たまに、目が疲れていると思う」人が41%で、7割の人が目の疲れを実感。特に、50代は76%と4人に3人がそう感じていた。老眼の進行と連動しているのかもしれない。

目が疲れている?

目の疲れと聞いて真っ先に思い浮かぶのが「スマホ」。スマートフォンを持っている人に、平日・休日を合わせた1日当たりの利用時間を尋ねたところ、全体では「2~3時間」と回答した人が最も多く36%。各世代とも3~4割いた。「8時間以上」と答えた人も全体で6%いたが、20代では12%にも達していた。概して20代、30代の2人に1人は4時間以上使っているという結果が浮かび上がった。

1日平均のスマホ利用時間

「かなりスマホ依存症だと思う」10%、「まあスマホ依存症だと思う」34%で、依存症自覚のある人は44%に上った。世代別に見ると、40代の半々を境に、20~30代は依存症と思う人が多く、50~70代は思わない人が多かった。依存症だと思う人の多くが「手放せない」「ないと落ち着かない」「ないと不安になる」といった声を寄せていたという。

あなたはスマホ依存症?

スマホ依存症の対策とされるのが、スマホやパソコンなどのデジタル機器に触れない時間を一定時間設ける「デジタルデトックス」だが、「名称も内容も知っている」と答えたのは14%、「内容はわからないが名称は聞いたことがある」のは19%。対策を意識しているといえるのは3人に1人だった。

バナー写真:PIXTA

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