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ペットの年間診療費、高齢になるほど高額に―アニコム動物白書

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15歳のおじいわん(高齢犬)の平均年間診療費は約24万円。もしかして、人間よりも医療費がかかるかも…。ペットは家族、いつまでも長生きしてほしい。だからこそ、最期まで飼う覚悟と試算が必要。

アニコムホールディングス(本社東京)が同社のペット保険契約を基に算出した2021年度の犬の平均寿命は14.2歳(前年度比+0.1)、猫の平均寿命は14.7歳(同+0.3)で、人間と同様にペットも長寿化が進んでいる。

そして、人間と同じように高齢化すればするほど医療にはお金がかかる。同社がまとめた年齢別の年間の平均診療費は、犬は1歳5万956円に対して、15歳で23万9810円。猫は1歳4万593円に対して、15歳18万1132円。1歳と15歳では、犬は4.7倍、猫は4.5倍も費用がかかるようになる。子犬・子猫を見て、「かわいい!」という気持ちだけで飼うことはできない。

犬の年齢別の年間診療費

猫の年齢別の年間診療費

アニコム家庭動物白書では、高齢犬・高齢猫に多い疾患や、死因や死亡率など詳しいデータを紹介している。白書は無料でダウンロードすることができる。

アニコム家庭動物白書
https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202312.pdf

バナー写真 : PIXTA

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