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日本の水害被害額3600億円―2021年 : 過去10年で8番目

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毎年のように台風や豪雨による水害に見舞われる日本列島。2021年の水害被害額は、過去10年で8番目の大きさだった。

2021年の全国の水害被害額は約3600億円。被害は洪水、高潮、土石流などによるもので、被害額の上位は、佐賀県が約650億円、福岡県が約520億円、広島県が約420億円となっている。

2021年の都道府県別水害被害額

国土交通省の発表によると、2021年の水害被害総額の内訳は、家屋や農作物など一般資産の被害が約1500億円(41.1%)、河川や海岸、道路、港湾など公共土木施設の被害が約2000億円(56.3%)、鉄道、水道、電力など公益事業の被害が約90億円(2.6%)だった。被害建物は約1万5000棟、被害を受けた区域面積は約1万8000ヘクタールに及んだ。

2021年8月の大雨では、日本付近に停滞した前線の活動が活発となり、西日本から東日本の広い範囲で大雨となり、河川の氾濫、土砂災害が発生した。佐賀県、福岡県、広島県などで、死者13人、家屋の全壊約50棟、半壊約2000棟などの被害があり、被害額は約2300億円に上った。

2021年7月には、梅雨前線が西日本から東日本に停滞して西日本から東北地方の広い範囲で大雨となり、河川の氾濫、土砂災害などが起きた。島根県、広島県、静岡県などで、死者28人、行方不明者1人、家屋の全壊約60棟、半壊約100棟などの被害があり、被害額は約800億円だった。

1961年の統計開始以降で最大の被害額を記録したのは、東日本を襲った台風によって甚大な被害が出た2019年で、被害額は2兆1800億円だった。

バナー写真:浸水した市街地を歩く消防隊員=2021年8月15日(AFP=時事)

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