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『コナン』『ハイキュー!!』メガヒット、邦画は史上最高更新―2024年の映画興行収入

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恐るべし『名探偵コナン』。2022年は「ハロウィンの花嫁」97億8000万円、23年「黒鉄の魚影」138億8000万円、そして24年は「100万ドルの五稜星」が158億円。邦画興行収入をけん引する立役者。

映画配給大手でつくる日本映画製作者連盟の発表によると、2024年の興行収入は、前年比6.5%減の2069億8300万円だった。入場者数も、同7.1%減の1億4444万1000人と伸び悩んだ。利用者1人当たりの平均入場料金は前年比9円増の1433円。

映画興行収入と入場者数の推移

興行収入の内訳は、邦画は同5.1%増の1558億円で、16年の1486億円を上回り、史上最高を更新。東宝のアニメが好調で、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』158億円、『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』116億4000万円がトップ2。実写でも、『キングダム 大将軍の帰還』(東宝/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)が80億3000円のヒットとなった。

一方の洋画は同30.2%減の511億8300万円と振るわなかった。トップの『インサイド・ヘッド2』(ウォルト・ディズニー・スタジオ)が53億6000万円で、邦画の5位にも及ばず。洋画が全体の足を引っ張る形となった。

邦画・洋画興行収入ベスト5

年間の公開本数は邦画が前年比9本増の685本、洋画が51本減の505本で、合計1190本。スクリーン数は前年より22増の3675スクリーンだった。

バナー写真:PIXTA

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