ホームレス調査:2025年1月時点で全国2591人、大阪府が最多の763人―厚労省
社会
厚生労働省によると、2025年1月に実施した全国調査で確認したホームレス(路上生活者)の数は2591人で、前年比8.1%(229人)減少した。
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この調査は「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」に基づき、2003年から実施。今回は1月に、各自治体(市区町村)の職員が公園や河川敷などで寝泊まりする人を目視で確認した。内訳は男性2346人、女性163人、性別を見分けられなかった人は82人だった。
同調査による全国のホームレスの数は、21年(3824人)に比べ、この4年で3割以上減っている。一方この調査では、路上生活はしていないものの定住する住居がない、いわゆる「ネットカフェ難民」などの実態は把握されていない。
ホームレス数が最も多かったのは大阪府の763人。次いで東京都565人、神奈川県366人などとなっている。47都道府県中、青森県や新潟県、長崎県など9県ではホームレスは確認されなかった。
ホームレスの人が寝泊まりする場所は、都市の公園が25.5%、道路が24.1%、河川21.6%、駅舎5.8%、その他の施設22.9%。河川敷に住む人の割合が近年では減っている。
バナー写真:PIXTA


