【育児と仕事】子育て女性4割「退職検討」 9割は正社員を続けたい…
社会 仕事・労働 家族・家庭
子育て中の男女にアンケート調査したところ、女性の約4割が育児を理由に「退職した」もしくは「退職を検討した」と答えた。9割の女性が子育てをしつつ正社員としての勤務継続を望みながら、多くが休みの取りにくさなどをネックとして挙げた。
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男女を問わず両立の難しさ浮き彫り
アンケート調査は、就職情報大手マイナビが2025年2月、20~40代で小学生未満の子どもを持つ正社員・公務員の男女800人を対象に、インターネットを通じて実施。このうち育休を取得したことがある600人に取得日数などを尋ねた。
「退職した」もしくは「退職を検討した」と答えた人の割合は、育休経験のある女性で41.3%、育休未経験の女性は38%だった。育休経験のある男性は33.3%、未経験の男性は18%だった。全体では35%で、男女を問わず育児と仕事の両立の困難さがうかがえる。
育児をしながら理想の働き方を実現するために必要なこととして挙げられたのは、男女ともに「土日の休み」が最も多かった。女性では次いで「妊娠や育児にかかわらず休みを取りやすい環境」が求められた。
育休経験者の育休取得日数は、男女で大きな差が表れた。女性の6割が1年以上取得していたのに対し、男性は約7割が3カ月未満だった。調査では、男性の約半数が3カ月以上の育休を望んでいたが、理想と現実のギャップは埋め難いようだ。
【資料】
- マイナビ「育児離職と育休の男女差実態調査(2025)」
バナー写真:PIXTA

