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5月の訪日外国人369万人―5月過去最高を大幅に更新 : 「日本で地震」のうわさ影響、香港だけがマイナス

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桜のシーズンが終わっても、海外から多くの人が日本を訪れている。インターネットで世界中の情報が行き来する時代、なぜか香港だけが「日本で地震」のうわさで訪日を控えているのが不思議。

日本政府観光局が発表した2025年5月の訪日外国人数(推計値)は、前年同月比21.5%増の369万3300人で、5月として過去最高を記録した。桜の花見時期と夏休みの間に挟まれた5月は例年、訪日需要が落ち着く時期ではあるが、訪日需要は堅調を維持し5月としては過去最高を更新した。単月で300万人超えは8カ月連続。

国・地域別の上位は、韓国82万5800人(前年同月比11.8%増)、中国78万9900人(同44.8%増)、台湾53万8400人(同15.5%増)、米国31万1900人(同26.3%増)など。

主要23市場のうちインドは単月過去最高を更新、21市場で5月としての過去最高を更新した。一方、「7月に日本で大地震が発生する」との根拠なき情報がSNSなどで拡散されている香港だけは19万3100人(同11.2%減)と伸び悩んだ。

訪日外国人観光客の月次推移

【資料】

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訪日外国人 インバウンド 政府観光局