【サイバー攻撃】企業の3割が被害 対策手薄な中小で増加顕著
社会 経済・ビジネス 技術・デジタル
過去にサイバー攻撃を受けた日本の企業が32%に上った。対策が大企業に比べて手薄な中小で被害の増加が顕著だ。
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
大企業への攻撃目立つ
調査会社帝国データバンク(東京)が2025年5月、全国2万6389社を対象にインターネットを通じて実施したアンケート調査で判明した。有効回答企業数は1万645社。
サイバー攻撃を「受けたことがない」と回答した企業は52.4%、攻撃を受けたかどうか「分からない」としたのは15.6%だった。攻撃を受けた企業を規模別にみると、大企業が最も多く41.9%。中小が30.3%、小規模が28.1%だった。
1年以内に受けたサイバー攻撃について時期をたずねたところ、「1カ月以内に受けた(可能性がある場合を含む)」企業は、全体で6.7%だったが、中小は6.9%、小規模は7.9%だった。ともに他の時期を上回っており、同社は「中小、小規模への攻撃のリスクが急速に高まっている」としている。
【資料】
- 帝国データバンク「サイバー攻撃に関する実態調査(2025年)」
バナー写真:PIXTA

