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被爆者、初めて10万人下回る : 記憶の継承課題に

歴史 社会 健康・医療

戦後80年。戦争の記憶がある人は80代後半~90代となっている。

戦後80年、被爆者の高齢化進む

厚生労働省の集計で、被爆者健康手帳を持つ被爆者は2025年3月末で9万9130人となった。旧原爆医療法の施行で手帳交付が始まったのが1957年。81年の37万2264人をビークに手帳所持者は減少に転じ、2014年3月に20万人を割り込み、今年初めて10万人を切った。被爆者の平均年齢は前年の同じ時点より0.55歳高くなり86.13歳。

原爆投下から80年を迎え、被爆者の高齢化が進んでいる。被爆体験をいかに語り継いでいくが課題となっている。

被爆者数の推移

【資料】

バナー写真:原爆投下翌月の9月に撮影された原爆ドーム(AFP=時事)

原爆 被爆者 第二次世界大戦