「大人になったら選挙に行く」半数―進研ゼミ小学講座調査 : 首相になったら「戦争をなくしたい」
政治・外交 社会 教育
小学生が「首相になってほしい」と思うトップはドラえもん。他にも「鬼滅の刃」の炭治郎やアンパンマンなど優しさと正義感を兼ね備えたキャラクターの名前が挙がったという。
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ベネッセコーポレーション(岡山市)の通信教育「進研ゼミ小学講座」が、7月20日投開票の参院選挙を前に、同講座を受講する小学3~6年生6560人を対象に6月下旬に意識調査を実施した。
7月に選挙があることを知っていたのはほぼ半数の51.2%。
「18歳になったら選挙に行くか」については、「行く」27.8%、「たぶん行く」23.8%で、前向きな意識が5割を超えた。
家族で選挙の話を「よくする」「たまにする」は合わせても33.1%にとどまり、「ほとんどしない」「しない」が63.2%。家庭では政治の話をする機会はあまり多くないようだ。
「もし自分が首相になったら実現したい政策」を自由回答で聞いたところ、「戦争をなくす」「平和な社会にしたい」など戦争や平和実現に関連する回答が全体の4割を占めた。次いで、「物価を下げる」「教育無償化」など経済政策を挙げる人も多かった。一方で「学校にスマホを持ってきてもいいようにしたい」「自販機を学校に設置したい」など小学生らしい回答も。
もし自分が首相になったら?
1位 戦争をなくす/平和実現
2位 物価高抑制・経済改革
3位 学校・勉強・宿題・学校行事などの改善
4位 いじめをなくす
5位 生活の改善
出所 : ベネッセコーポレーション
自分で法律を作れるとしたら、「いじめ禁止」がトップ。小学生にとって「いじめ」が身近で切実な問題であることが伝わってくる。他にも、「ごみ拾いの義務化」「政治家が子どもの意見を尊重する」など、小学生も社会課題を認識していることが分かる。
自分で法律をつくれるなら?
1位 いじめ・差別・暴力の禁止
2位 ごみ・ポイ捨て禁止・環境保護
3位 戦争・争い禁止・平和の推進
4位 子どもの意見・権利の尊重
5位 学校・勉強・宿題に関する要望
出所 : ベネッセコーポレーション
【資料】
- ベネッセコーポレーション「進研ゼミ小学講座 選挙と政治に関する意識調査」
バナー写真 : PIXTA


