訪日消費過去最高2.5兆円―4-6月期:1人当たりは0.1%減、買物代伸び悩み
経済・ビジネス 旅
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四半期として過去最高
観光庁の調査で、2025年4-6月期の訪日外国人旅行消費額(速報値)は前年同期から3848億円(18.0%)増の2兆5250億円で四半期として過去最高を更新した。費目別ではホテル代の高騰で宿泊費が2647億円増、飲食費663億円増に対して、買物代は11億円増にとどまった。
訪日客数が堅調に推移しているため総額では大幅増となったものの、1人当たりの旅行支出は0.1%減の23万8693円と伸び悩んだ。百貨店の免税売上高が大幅に落ち込むなど、訪日客の消費行動が変化しつつある。
国・地域別の1人当たりの旅行支出は英国が8.6%増の44万3945億円でトップ。イタリア39万7911円、ドイツ39万6160円が続いた。1人当たり支出額と旅行者数を掛け合わせた国・地域別の旅行消費額は中国5082億円が群を抜いており、米国3565億円、台湾、2894億円が続いた。
【資料】
- 観光庁「インバウンド消費動向調査」
バナー写真 : PIXTA


