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2025年参院選 : 自公過半数割れ、国民・参政が躍進

政治・外交 社会

自民公明の政権与党は参院でも過半数を維持できずに少数与党となった。

自公、参院でも過半数割れ

第27回参議院議員選挙は改選124と非改選の東京選挙区の欠員1の補充を含めた125議席を争い、7月20日に投開票が行われた。「非改選を合わせた与党過半数維持」のため、石破茂首相は自民・公明で50議席を必達目標として掲げていたが、NHKや新聞各紙などの報道によると、自民39議席、公明8議席の計47議席にとどまった。

自公は昨秋の衆院選で少数与党に転落したのに続き、参院選でも過半数を失った。自民が政権の座に就いている期間に衆参両院で過半数を失うのは1955年の結党以来初めて。石破首相は「比較第一党の責任は重い」として続投の意向を表明したが、一段と厳しい政権運営を迫られることになる。

与党を過半数割れに追い込む原動力となったのは、国民民主党と参政党。国民民主党は改選4議席から大幅に上積みして17議席を獲得。改選1議席の参政党は「日本人ファースト」を掲げて選挙区7、比例7の計14議席を得る大躍進で、単独で法案を提出することが可能になった。一方、立憲民主党は伸び悩み、かろうじて改選前と同じ22議席を確保した。

2025年参院選(改選124+非改選欠員1) 各党の獲得議席数

合計 選挙区 比例代表
与党 自民 39 27 12
公明 8 4 4
野党 立憲民主 22 15 7
日本維新 7 3 4
国民民主 17 10 7
共産 3 1 2
れいわ 3 0 3
参政 14 7 7
保守 2 0 2
社民 1 0 1
みらい 1 0 1
無所属 8 8
合計 125 75 50

2025参院選:新勢力

投票率は58.51%で2022年の前回参院選の52.05%を6ポイント以上上回った。期日前投票者数は有権者全体の25.12%に当たる2618万1865人。衆院選も含めて過去最多だった。

バナー写真:取材対応を終え、引き揚げる石破茂首相(7月21日午前0時16分、東京永田町の自民党本部)(共同)

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