【夫の育休】アルバイト主婦の7割以上が取得望まず 収入減を懸念?
社会 仕事・労働 家族・家庭
アルバイト就業中の20~50代主婦へのアンケート調査で、「夫の育休取得を望まない」とする回答が7割以上となった。背景には育休の取得による収入減への心配があるようだ。
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経済的・時間的ゆとりもない!
アンケート調査は、人材総合サービスのマイナビが2025年2月にアルバイト就業中の20~50代の既婚女性を対象としてインターネットを通じて実施。1712人から回答があった。
調査対象のうち、子どもがいて夫が育休を取得したことがない主婦に夫の育休取得について尋ねたところ、「取得してほしいと思わない(思わなかった)」との回答が72.4%で、およそ4人に3人が取得に前向きではなかった。
子どもの成長段階別にみると、「夫に育休を取得してほしい(ほしかった)」との回答が最も多かったのは未就学児がいる主婦層で、37.4%だった。
一方、経済的、時間的なゆとりに関する質問では、「経済的にも時間的にもゆとりがない」としたのは36%で、未就学児がいる層では52.6%に上った。
調査を担当した同社キャリアリサーチラボの主任研究員、関根貴広氏は「育休が不要というよりも、現実的には取得が難しいという判断があるのではないか」と推測し、「夫が育休を取得すれば、収入が減って経済的ゆとりを犠牲にすることになる」と話している。
【資料】
- マイナビ「主婦のアルバイト調査(2025年)」
バナー写真:PIXTA

