【防災意識】避難場所と避難所の違い知ってる? 認識は2割どまり
社会 気象・災害
防災に関する意識調査を行ったところ、避難場所と避難所の違いを認識しているのは全体の約2割にとどまった。
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「よくわからない」が34%
調査は、マーケティングリサーチ会社のクロス・マーケティング(東京)が2025年7月、全国20~79歳の男女を対象にインターネットを通じて実施した。有効回答は男女各1500人の計3000人。
避難場所と避難所の違いを尋ねたところ、全体の34.0%が「よくわからない」、31.8%が「意味が違うことは知っているが、説明できない」、14.4%が「どちらも同じ意味」と答えた。「意味の違いを理解し、どのような場所か説明できる」としたのは19.8%にとどまった。
内閣府によると、避難場所は災害の危険から命を守るために緊急的に避難する場所であり、公園や高台、津波避難タワーなどがある。一方、避難所は災害発生時に被災者が一定期間生活する場所で、公民館や学校、体育館などの屋内施設が中心となる。避難場所、避難所ともに災害の種別ごとに地方自治体が指定する。
どの警戒レベルで避難するかを問う設問では、「警戒レベル4(避難指示)」が全体の42.1%で最も多かった。「警戒レベルに関わらず避難しない」とした人は18.7%だった。避難しない理由としては、「避難場所より自宅の方が安全」「避難場所はプライバシーがない」などが挙がった。
【資料】
- クロス・マーケティング「防災に関する調査(2025年)意識編」
- 政府広報オンライン「「警戒レベル4」で危険な場所から全員避難!5段階の「警戒レベル」を確認しましょう」
バナー写真:PIXTA

