【災害への備え】「できていない」が74% 「避難場所分からない」は60%
社会 防災 気象・災害
自然災害に対する家庭内での備えについてアンケート調査を行ったところ、「できていない」との回答が74%にも上った。
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防災グッズは「懐中電灯、ランタン」が最多
調査は、マーケティングリサーチ会社のクロス・マーケティング(東京)が2025年7月、全国20~79歳の男女を対象にインターネットを通じて実施した。有効回答は男女各1500人の計3000人。
災害への備えは、「しっかりできている」「どちらかといえばできている」を合わせると26.2%で、「全くできていない」は25.8%、「どちらかといえばできていない」は47.9%だった。年代別にみると、20~40代で「全くできていない」との回答が3割台と高かった。
「物の備え」を複数回答で尋ねたところ、「懐中電灯やランタンなどの明かり」が41.7%で最も多かった。「乾電池」38.6%、「非常食、保存食、ペットボトルの水」34.9%などが続いた。水がなくても使える簡易トイレは20.1%で、昨年調査から5.4ポイント上昇した。
自宅に最寄りの避難場所と移動時間の把握状況では、60.2%が「避難場所がどこにあるか分からない」と答えた。「避難場所までの時間を把握し、実際に確かめた」との回答は18.7%だった。
【資料】
- クロス・マーケティング「防災に関する調査(2025年)備え・実践編」
バナー写真:PIXTA


