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4割の母親が “登校渋り” を経験 : 無理に登校させることにためらい

教育 家族・家庭 社会

「ああ夏休みが終わってしまう…」とユウウツな気分になっている小学生がきっとたくさんいることでしょう。子ども社会にも、好き嫌い、序列、派閥争い…いろいろ面倒ごとがある。約4割の母親が子どもが学校に行き渋る場面に遭遇している。

コンサルティング会社のドラゴン教育革命(東京都渋谷区)が小学生の子どものいる母親(20代~50代)682人を対象に8月8~12日にかけて実施した調査で、「子どもが登校を嫌がる言動をすることがある」とした人が37.8%だった。

登校渋りに直面して、「とても悩む」31.0%、「少し悩む」45.0%と、4分の3強の母親が対応に悩んでいる。

子どもが登校を嫌がる言動をすることがある

母親が考える「登校を嫌がる理由」は、「友人との関係」36.8%がトップで、「学習面」34.5%、「心身の不調」28.3%が続いた。

登校を嫌がる理由は何だと思うか

そうした場面で母親がとる行動としては、「なるべく登校するよう説得」35.3%が最も多く、「登校する・しないは本人に選ばせる」23.2%、「説得はするが無理せず休ませる」19.8%が続いた。「強く言って登校させる」6.2%は少数派だった。

子どもが登校を嫌がる時の行動

「無理に登校させると子どもの心が壊れるかもしれない」41.1%という心配の一方で、「学校に行かない状態が長引く」39.9%不安もある。母親にとっても悩める夏休み明け。

子どもが登校を嫌がった時に感じる不安

【資料】

バナー写真 : PIXTA

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