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〈縮むニッポン〉上半期出生数は過去最少の33.9万人―厚労省 : 死亡数83.6万人で人口減加速

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今年上半期の出生数は33.9万人と4年連続で40万人を下回った。少子化が止まらない!

厚生労働省が発表した人口動態統計(速報値)によると、2025年1~6月に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は、前年同期比3.1%(1万794人)減の33万9280人だった。40万人を下回るのは4年連続で、上半期としての過去最低を更新した。

一方、死亡数は3.1%増の83万6818人。死亡数から出生数を引いた自然減は49万7538人で人口減に拍車がかかっている。また、出生数の先行指標となる婚姻数は4.0%減の23万8561組で、さらなる先細りが懸念される。

通年の出生数は2022年に初めて80万人を割り、24年には68万6061人と70万を割り込み、9年連続で過去最少を更新。速報は、国内在住の外国人や海外にいる日本人が含まれる。今後公表される確定数は、日本に住む日本人だけが対象で、速報より少なくなる傾向がある。

上半期(1~6月)の出生数の推移

日本の人口動態(上半期)

2025年 2024年
出生数(人) 33万9280 35万0074
死亡数(人) 83万6818 81万1819
自然増減(人) ▲49万7538 ▲46万1745
婚姻数(件) 23万8561 24万8513
離婚数(件) 9万3755 9万7811

厚生労働省の人口動態統計をもとに編集部作成

【資料】

バナー写真 : PIXTA

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