史上最暑の夏!平年を2.36度上回る―気象庁 : 13都府県延べ30地点で40度以上を観測
環境・自然・生物 気象・災害
朝、玄関を開けた瞬間に熱風が体にまとわりついてくるような不快感を何度経験したことだろう。災害レベルの酷暑!
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気象庁は、今年夏(6-8月)の平均気温が平年(2020年までの30年間平均)を2.36度も上回り、1898年の統計開始以来、最も高かったと発表した。これまでの最も暑かったのは平年を1.76度上回った2023年と2024年だったが、それを大幅に上回り、史上最暑の夏となった。
夏を通じて偏西風が平年より北に偏って流れやすく、暖かい空気に覆われたため、北・東・西日本で高温傾向が顕著だった。全国153の気象台等のうち132地点で、夏の平均気温が歴代1位の高温となった。
月別では、6月が2.34度、7月が2.89度、それぞれ平年を上回り、統計史上最高。8月は1.84度上回って、昨年と並ぶ2位だった。
8月5日に群馬県伊勢崎市に観測史上最高の41.8度を記録したのを筆頭に、全国で40度以上を観測したのは計9日、13都府県の延べ30地点となり、比較可能な2010年以降で最多となった。
【資料】
- 気象庁「2025年の梅雨入り・明け及び夏(6-8月)の記録的高温について」
- 気象庁「日本の季節平均気温」
バナー写真 : ハンディファンを手に、浅草の仲見世通りを歩く浴衣姿の女性(ロイター)
